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海外向け情報発信Webサイト構築に向けて決めなければならない5つのこと

日本のモノづくりや食の特産品やサービスの輸出促進につなげたい。
世界に向けた情報発信で企業の信頼性やブランド価値を向上させたい。
新たな顧客を開拓して海外企業からの発注を増加させたい。

これまで国内をターゲットとしてビジネスを推進してきた事業者にとって、これから海外に向けて活動する際に必須なのがWebサイトです。
ここでは、初めてサイト構築をまかされた方や、システムがちょっと苦手だと感じている担当者の皆さまのために、海外向け情報発信Webサイト構築に向けて決定すべき事項5つのステップにまとめました。

海外向け情報発信を強化する目的は多岐にわたりますが、その目的によって、サイトのコンテンツは大きく変わります。まずは、Webサイト構築の目的(誰に、何を、どのように伝えるか)を明確にしましょう。

例えば、企業が海外向け情報発信を強化する場合、
 • 商品・サービスの認知度向上
 • 海外でのブランドイメージの向上
 • 特産品やサービスの輸出促進
 • 海外からの問い合わせ増加
などの目的が考えられます。

誰に、何を、どのように伝えるかを明確にし、ユーザーにどのようなアクションを求めるかを決めることで必要なコンテンツと機能がみえてきます。それにより、これからどのようなサイトを構築するかの具体的なイメージが固まってきます。

Webサイト構築の目的が定まったら、次のステップとしてサイトマップの作成をおすすめします。サイトマップは、サイトの全ページとそれらの関係性を一覧で示す設計図です。サイトマップを作成することで、サイトの全体像を把握しやすくなり、設計・開発の効率化につながります。さらにターゲットとなる国や地域を決めれば、発信するコンテンツ全体の制作ボリュームも把握できるようになります。

<サイトマップの作成>
必要なコンテンツページを洗い出し、ページのタイトルを具体的に列挙し、カテゴリーごとに分類してページの階層構造を視覚的に表現することで、サイトの全体像を把握できるようにします。

<コンテンツ企画・デザイン>
ユーザーに向けて発信していくコンテンツ(テキスト、画像、動画など)を企画し、それらに沿ったデザインに落とし込んでいきます。

<多言語対応>
ターゲットとする国や地域を明確にし、どの言語で展開するかを決定します。多言語対応の人材や翻訳チェック体制など、継続的な運営が可能な体制を整えておくことも重要です。

Webサイト構築の目的によって、サーバー構成も異なってきます。商品・サービスの認知度向上が目的の場合、多くのアクセスに耐えられる安定性高速な表示速度が求められますし、特に画像や動画の表示速度は重要です。

海外からの問い合わせ増加を目指す場合、個人情報を取り扱うため、海外のセキュリティ基準に対応したセキュリティ対策が必要です。ブランドイメージの向上を目的とする場合、サーバーにアタックされる可能性が高まるため、ファイアウォールや侵入検知システムを重視し、冗長化構成やバックアップ体制にも注力すべきです。

海外向けサイトの場合、海外からのアクセスは予測が難しく、急激なアクセス数の増加に対応する必要があります。クラウドサーバーは、必要に応じてサーバーリソースを柔軟に拡張・縮小できるため、安定したサイト運用が可能です。
特に、Microsoft AzureやAWS(Amazon Web Services)などのグローバルクラウドサーバーは、世界中で利用されており、高い信頼性と豊富な機能が魅力です。

<グローバルクラウドサーバーのメリット>
 • スケーラビリティ
   アクセス数の増減に合わせて、柔軟にサーバーリソースを調整可能
 • セキュリティ
   高度なセキュリティ機能で、個人情報や機密情報を保護
 • グローバル対応
   世界中のデータセンターを利用でき、多言語対応にも柔軟、海外からのアクセスも快適

サーバーの仕様が確定し、構築が完了するとサイトの実装へと進めます。Webページ制作に向けては、各ページのレイアウトやデザイン、コーディングを行い、データベースやプログラムなどのシステム開発を行います。

サイト公開後は、コンテンツの改善および情報発信の継続、さらにシステムの継続的な改善と安定稼働のための対策が必要です。サーバー管理では、不正アクセスやマルウェア対策の実施、およびデータバックアップによる災害やデータ損失からの保護が求められます。
また、効果測定とアクセス改善も重要な業務となります。アクセス解析ツールを使用したユーザー行動の分析を行い、サイトの改善に役立てます。

<主な運用・保守業務>
 • 定期的な更新
   新しい情報の追加、コンテンツの改善、デザインのアップデートなどの運用
 • セキュリティ対策
   サイトのパフォーマンス及びセキュリティ状態の監視、不正アクセス防御、
   アクセス状況やサーバーの負荷状況の把握、サイトのデータの定期的バックアップの実施
 • 効果測定
   アクセス状況、コンバージョン率などを定期分析、効果測定に基づく改善策実行

Webサイト構築担当者は、幅広い知識と技術が必要です。信頼できるパートナーの存在は重要であり、サイト構築、コンテンツアップロード、およびサイトの運用・保守を包括的にサポートする業者を選ぶことが推奨されます。業者の選定にあたっては、海外向けサイトの構築実績や具体的な事例による提案、多言語対応の経験に基づく知識と解決策など、専門知識と技術力を確認しましょう。

業者選びのポイントは、以下の3つです。
 • 企画力:サイト構築の目的と実施要望をしっかり受け止め、具体的にまとめられるか?
 • 専門性:サーバー構築、クラウドサービスに関する専門知識を持っているか?
 • サポート体制:導入から運用、保守まで、親身にサポートしてくれるか?

意外と大事なのが、担当者のコミュニケーション能力と対応力です。
こちらの要望をしっかりと理解し、的確な提案をしてくれるか、質問や疑問に丁寧に答えてくれるか、そして何よりトラブル発生時の対応力があるかどうか、サイト構築後のサポート体制も大事ですから、信頼できるパートナーとして長くお付き合いができる業者に出会えるといいですね。


いかがでしたでしょうか?

今回は、「海外向け情報発信Webサイト構築に向けて決めなければならない5つのこと」について、Webサイト担当者になったあなたがこれから取り組むべきことを具体的に書き出してみました。
Webサイト担当者として何から着手すればよいのかについては、「はじめてのWebサイト担当者様へ!海外向け情報発信、まるごとお任せください! 」の記事で解説しておりますので、ご興味のある方は、以下の記事もご覧ください!

<関連記事はこちら>
はじめてのWebサイト担当者様へ!海外向け情報発信、まるごとお任せください!

ご相談はDNPプランニングネットワークまで

Webサイトの構築といってもパソコンやスマートフォンを通して見えている部分だけでなく、その画面を表示させる機能選びからシステム構成まで、さまざまな観点から検討を行なわなくてはいけません。また、サイトができてからもアクセスを改善したり、さまざまな脅威からシステムを守ったりする運用・保守の業務も欠かすことはできません。
Webサイト担当者はこれらの業務の重要な役割を担っています。信頼性の高いチームを構築し、安心して任せられるパートナーと共に、より良いサイトの構築に向けて取り組みを始めることが求められます。

私たちDNPプランニングネットワークは、お客様の海外向け情報発信を全力でサポートします。
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DNPプランニングネットワークは総合販促会社

弊社は創業以来、旅行会社JTBの販売促進を担当する総合販促会社として、旅行商品のパンフレット制作および販売促進に従事してまいりました。DNPの子会社となった現在も、これまでに培ったノウハウを基に、お客様視点に立ち、各商品の魅力を的確に消費者へ伝えるための高いクリエイティブ力およびプロデュース力を強みとしております。

DNPプランニングネットワークはWebサイト構築のプロデューサー

当初はクライアントの自社サイトのクリエイティブ制作から始まったWebサイト事業ですが、現在ではサイト構築の導入段階からご相談いただくことが増え、課題解決の提案からサーバー構築、コンテンツ制作、運営支援、保守まで包括的なサポートを提供しております。初めてのWebサイト構築に関しても、安心してお任せいただけます。専門知識を有するスタッフが、誠意を持ってサポートさせていただきます。

貴社の話をじっくりと伺い、最適なホスティングサービスをご提案

海外向けWebサイトの構築において、コスト面とセキュリティ面の課題として最も重要なのはホスティングサービスの選定です。「海外展開」を進める際には、Microsoft AzureやAmazon AWSのようなグローバルサービスの活用が非常に有効となります。グローバルサービスは、多様なニーズに対応する包括的なサービスを提供しており、ビジネスの成長に応じて柔軟に拡張可能です。しかしながら、必要とする機能によって選択肢は異なりますので、弊社ではサイト設計段階から貴社の求める機能やご要望を承りながら、最適なシステム構成をご提案いたします。

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