夏、真っ盛りの8月中旬、会社の夏季休暇を利用して「ワーケーション」に挑戦してみました。
どこかエキゾチックな響きをもつこの言葉は、まだまだ知る人ぞ知る状態で、
具体的なビジョンを描くのは難しいと思っている方も多いのではないでしょうか?
実を言うと、私自身もその一人で、少し前なら考えもしなかった取り組みですが、
時代の流れに乗って挑戦してみることにしました。
ワーケーションとは、”Work”(仕事)と”Vacation”(休暇)を
組み合わせた言葉で、休暇を取りつつ働く新しい働き方のことを指します。
その大きなメリットは、普段とは違う場所で働くことで新鮮な気持ちや視点を得られ、仕事のパフォーマンスを向上させることができる点にあります。
ワーケーション、それは一体どのようなものなのか…
仕事と働き方に新風を巻き起こし、新たな価値を生み出すことができるのか…
そんな思いを抱えながら、初めてのワーケーションに行ってきました。
私が事前に設定したワーケーションのルールは2つ。
① 自分で選んだ場所で業務を行う
② 業務を遂行できる安全な環境を確保する
今回私が選んだ場所は、大阪と和歌山です。
大阪までの移動時間は、業務に充てようかと考えていましたが、
新幹線ではなく在来線を利用したため、車内は人が多く、業務には適していませんでした。
移動時間の大半を車窓からの景色を眺めて過ごすことになった私は、
”関東から関西への移動に伴う文化や言葉の変化”に着目してみることに。
すると、大垣~米原間あたりで変化を感じられたので、
個人的には「関ケ原」がポイントではないかと思いました。
大阪駅には14時過ぎに到着。ホテルにチェックインしたら、業務開始です。
メールの返信、資料作成、電話対応など、移動中には手がつけられなかった業務をこなし、
18時に一日の業務を終了。その後、大阪の街を散策して、一日を締めくくりました。
翌日は、朝7時前から大阪城公園を散策し、広い大阪城内を見て回りました。
朝日を浴びてお濠に映る大阪城はいいものです。
業務前にこのような体験ができるのは「ワーケーション」ならではですね。
2日目は午前中で業務を終え、午後は観光で和歌山県へ向かいました。
和歌山にはあまり訪れたことがなかったため、ローカル電車の和歌山電鐵貴志川線に乗ってみようと思い、和歌山駅で乗り換えることに。
貴志川線がJR和歌山駅構内にあるものとは知らず、のりばを見つけるのに一苦労しましたが、
結果、幸運にも「たま電車ミュージアム号」に乗車することができました。
「たま電車ミュージアム号」の車内は、まるで博物館のようなとても豪華な作りでした。
おすすめなので、和歌山に訪れた際はぜひ一度乗ってみてください。
暑い中での移動となりましたが、とても有意義で楽しい経験となりました。
会社でPCに向かって仕事に没頭するよりもいいものだ…と思いながら2日間が終了しました。
私たちの会社は、地域活性化や観光プロモーションに力を注いでいます。
ワーケーションの実践は、地域の魅力や課題を直に感じ取りながら業務を進める手助けとなり、
新たなアイデアの創出や業務改善の糸口を見つけるチャンスにもなるのではないかと感じました。
今回のワーケーションは初めての試みでしたが、集中力が高まり、リフレッシュできました。
生産性向上の可能性も感じられたので、今後も別の観光シーズンにワーケーションを実施したいと思います。
新たな働き方の可能性を追求し続けることは、とてもいいことですよね。
以上、東京社員 H(男性)のワーケーション体験記でした。
<他のワーケーション記事はこちら!>
ワーケーション体験記 vol.1 -山梨編-
ワーケーション体験記 vol.2 -滋賀編-